福岡中部教会の沿革

 九州におけるキリスト教の歴史は16世紀切支丹時代まで遡ることができ、福岡の地もその歴史に繋がるキリスト教の歴史がありますが、明治時代の幕開け以前から新たにプロテスタント教会の宣教師たちが多数日本伝道を志して渡ってきました。
 その中で米国メソヂスト監督教会の九州伝道が長崎を起点として始まり、1884年にC・S・ロング宣教師と谷川素雅牧師が博多港に上陸し、11月2日に合計4人で最初の礼拝を行ったことが記録に残っています。ここに福岡中部教会の前身である福岡美以(メソヂスト)教会が正式に設立されました。当時は呉服町に仮会堂を設け、また浜町には英学校を始め、礼拝には300名余の聴衆が集まったと伝えられています。
 その後日本で伝道しているメソヂストの伝統に立つ教会が合同して「日本メソジスト教会」が1907年に設立され、私たちの教会は「日本メソヂスト福岡教会」としてその歴史をつづけてきました。草創時代から常にミッションからの財政的援助に支えられてきた日本メソジスト教会の諸教会は自給できるように努力してきましたが、私たちの福岡教会はその中で1913年に自給独立することができました。
 その日本が太平洋戦争に突入していく歴史の中でわが福岡教会も時局の影響を色濃く受けることになります。支柱であった宣教師は帰国を余儀なくされ、婦人宣教師たち中心に担われてきた幼稚園もきびしい状況に追い込まれました。
 そして1941年国家の宗教統制政策が働く中で30余派のプロテスタント教会が合同して「日本基督教団」となり、私たちの教会もその一員となって、日本基督教団福岡中部教会と改称することとなりました。
 その後、1964年には創立80周年、1984年には創立100周年、そして2004年には120周年を迎え、現在に至っています。
 この間、多くの宣教師、教職牧師、また教会の歴史を担った多数の信徒が与えられて、今に至る私たちの教会があることを思います。
 これからも私たちの福岡中部教会が、イエス・キリストの福音を高く掲げ、この神の民の群に多くの人々が招かれるよう努めていきたいと願っています。